前回書きました、2.Études en Franceに登録するの続きになります。
いよいよ提出書類が認められたら最後の関門です。一先ず、今まで頑張って揃えてきた物が公的に認められましたので自信を持って下さい。では、面接についてお話をします。
Step3. 面接
面接をするためには、RDV( Rendez-vous=予約)が必要です。
必ず、キャンパスフランスでの面接を先に行ってから在日大使館に出向くようにして下さい。
この時、私は実家に住んでいましたので電車の遅延などを考えて面接時間を11時にしました。しかし、在日フランス大使館での予約は午前中のみしか取れないので、結果として2日間同じ場所に行く羽目になってしまいました。私の場合は、2時間程で着く距離に実家があるのでまだ、面倒くさいけど仕方ないかと思うだけでしたが、もう少し遠方の方は絶対に同じ日にちで取ることをお勧めします。何故なら、これらは目と鼻の先に位置しているからです。交通費も勿体無いですし、申請は、面接と違い、書類を提出する場所なので意気込まなくても大丈夫です。
面接についてですが、窓口の方にはっきりと伝えて、言われた書類を見せます。
何も問題が無ければ、持ち物検査に移り、名札を渡されて中に入ります。
館内に入ってからは、当日面接してくださる方が時間になったら声をかけてくださるので、ソファーなどに腰をかけて待ちます。
前回は、日本人女性で今回は日仏の女性だったかと思います。
経歴までは知りませんが、どちらも日本語の通じる方でしたので安心して下さい。
他の方も書かれているように、面接では、留学の動機と簡単なフランス語をチェックされます。ここは、ビザ申請を妨げる場所では無いと分かっていても緊張してしまい、意味不明な事を言ってしまわぬように、私は事前に文を組み立ててまとめておきました。スマホのメモでもなんでもいいので、(今までしてきた事・フランスに行く事で何がプラスになるのか・その学校を選んだ理由・帰国後にそれをどう活かせるか)などを文字に起こしておくと簡潔に整理されて良いかと思います。
全てが終わると、留学に役立つ情報が書かれたパンフレットやオリジナルのファイルをもらえます。
Step4. 在日大使館で申請
こちらは、キャンパスフランスの手前にあります。
申請書類チェックリストに書かれた必要書類を提出します。
必ず、書かれている順番通りに並べて渡して下さい。
経済証明の欄ですが、残高証明書に加えて、念の為に授業料の受領書も持って行きました。
私がかなり心配性なのかもしれませんが、抜けがないように何度もチェックをしてから大使館に出向きました。ところが、前に並んでいた何人かは、何度も書類の不足で行ったり来たりしていて、申請書をその場で書いている者もいれば、レターパックを書い忘れて一度外へ出たりしている者もいました。前回のエージェントさんに、大使館の方はキャンパスフランスと違って厳しいと言われていたので、かなり身構えていましたが、そこまで緊張しなくても良かったのかなと思いました。それか、今回の職員の方々がかなり心の広い人間ばかりだったのかもしれません。おかげで予約時間よりも30分遅れて名前を呼ばれましたが、今回担当して下さった方は優しく気さくな方だったので、今までコツコツと準備してきた物を最後に気持ちよく提出できたなと感じました。
残念ながら、申請者本人とは違う人が予約をした為に中にすら入れない人もいたので、
必ず注意事項にも目を通し、自分自身で一読すべきですね。
何はともあれ、1週間後にビザが(申請日数通りに)郵送されてきた時は、ホッとしましたし嬉しかったです。
結果的に、学校を決めてからビザを所得するまでにかかった期間は約2ヶ月(クリスマス&お正月入れて)でした。
費用は、(卒業証明書・成績表・翻訳料金・残高証明書申請料・ビザ申請料・交通費)です。
渡仏後に出会った人達の中には、エージェントさんを通さない人もそれほど珍しくないですし、自力で所得するのは可能です。
しかしながら、自力とプロを雇った両方の経験から感じたことは、お金に余裕がある場合はエージェントさんに任せるのも悪くないという事です。
やり慣れないビザ申請をスムーズにこなすのは特別器用な方を除いては難しく、心身ともに疲れます。信頼できる代行業者に委託し、その金額分、自分の仕事に専念した方が効率的にもコスパ的にも良いと個人的には思いました。
自力で行う事で、覚えられる単語もありますし、苦労した分ビザが手に入った時に得られる達成感はとても良いものです。また、渡仏前に気持ちが少し鍛えられます。
皆様にとって、私の記事が少しでも役に立つ事があれば幸いです。
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